ロックマンエグゼ6 セレナードイベントを作成するにあたって
こんにちは。
つい先日、ロックマンエグゼ6でセレナードイベントを再現してみました。
https://www.youtube.com/?hl=ja&gl=JP
なんで急にこんなもの作ったのかって言うと1つの契機があったからです。
1.TextPetを使えるようになったこと
これ、使ってみてめちゃくちゃ衝撃的でした。
TextPetはテキスト編集ツールです。文字通りゲーム内のあらゆる文字を書き換えることが出来ます。
が、ツールの画期的なところといえばスクリプト形式での書き換えが可能という点です。
今まではDialogEditorやTalkEditorなどを用いて遠回りしながらもテキストを編集することは可能でした。ただ、特定作業や挿入作業が少々面倒くさいです。ときには得敵出来ないこともあります。
TextPetは予めゲーム内全テキストをエクスポートしたファイルがあり、その中身を書き換えてスクリプトを実行するだけです。
とんでもなく楽であり、人間にとって読みやすく、保持性が非常に高いです。
開発者のProf.9さんはとんでもないものを作ってくれました。
2.セレナードイベント作成時のあれこれ
大まかな流れ
シークレットエリアの再現→セレナードの用意→イベントの編集
2-1.シークレットエリア
多分ここに一番時間を使ったんじゃないんでしょうか。
まず、グレイブヤードを使うのはどのパッチを見ても定石ですね。墓石があるので使い勝手がいいです。
3のシークレットエリアをパレットビュアーで確認します。にらめっこしつつグレイブヤードに同じ配色を適用します。
だいぶいいんじゃない? pic.twitter.com/P0xrVp8gFx
— れーす (@EXE_Race) 2017年3月11日
スプライトと背景の導入後
背景雑に作ったけど完成ウェーイ pic.twitter.com/mYuPKB9onF
— れーす (@EXE_Race) 2017年3月11日
背景とパレットを変えるだけでグレイブヤードの雰囲気が変わったのは予想はしつつも驚いたポイントです。
ただ、アニメーションパレットのせいで対応しなければならない箇所が多かったので地味に面倒でした。
2-2.セレナードの用意
実はSpriteReaderのアニメーション拡張機能に用いてセレナードのスプライトをフォルテ向けに調整してた経緯があったので、セレナードの戦闘スプライトはすぐ終わりました。
GitHub - idealexe/EXE6_Tools: 各種データを編集できるようになるかもしれないツール群
OWスプライトはエグゼ3から引用。アニメーションを入れ替えることにより違和感なく向きを調整。
顔アイコンが少々曲者でした。エグゼ3とエグゼ6では顔アイコンのサイズが異なるのでゲームに適用した際に表示が崩れてしまいます。
なので1から作り直しました。
2-3.イベントの編集
イベントを作るにはどうしようかと思いました。なにせポケモンと違ってイベントスクリプト自体を組むことはまだ不可能です。
なので、グレイブヤード最奥部のフォルテSPを改変しました。
TextPetほんと楽だ pic.twitter.com/7Xw4G0dwb5
— れーす (@EXE_Race) 2017年3月11日
TextPetはこのような書式になっています。めっちゃかんたんですね。
完成しました。
ロックマンエグゼ6で、容量の都合により実装されなかったと言われるセレナードイベントを再現してみました pic.twitter.com/0NWqWBNYuE
— れーす (@EXE_Race) 2017年3月12日
3.まとめ
今回のセレナード改変はシークレットエリアのタイムアタックのような構図にしたいと考えています。
モノリスをエグゼ3の悪ナビにしてエグゼ3のボスを出現させたりなど、いろいろ企んでいます。
イベントスクリプトとフラグ管理さえなんとかなれば、エグゼ6ハックはかなーり進歩すると思います。